Travel Wales

1週間ちょっとウェールズを旅してきました。そこで見た美しい景色、美味しい食べ物、優しくて面白い人々、すべての素晴らしい思い出をここに残します。これからウェールズに行ってみたい人、ウェールズをまだ知らない人に読んでもらえて、少しでも参考になれば嬉しいです。

ティンターン・アビー(Tintern Abbey)気のきく駐車場

f:id:Tom-3:20170918120704j:plain

Shwmae! Tomoです。

pinterestというアプリをご存じですか?
簡単にいえば、ネット上にある気に入った写真(やその写真を含む記事)を自分でカテゴリー分けしたボードに保存できるアプリです。で、そのpinterestウェールズの素敵な場所をいろいろ探して保存していたときに出てきたのがこのティンターン・アビーです。朝日が差し込む修道院の写真はほんとうに美しくて、どこにあるのか調べたらなんとイングランドウェールズの国境近く。しかも元祖セブン・ブリッジを渡ってすぐ!これは寄って行くしかない!

 

f:id:Tom-3:20170918112458j:plain

橋を渡ってウェールズに入ると、看板は英語とウェールズの二か国語に!
ティンターン・アビーは国が歴史的建造物の保存をしているCADW(カドゥ)が管理している建物なので、看板には緑のカドゥ・クロスが目印として描かれています。

f:id:Tom-3:20170918113631j:plain

この角を右折すれば右手にティンターン・アビー、駐車場はその向かい側

セブン・ブリッジを渡るときに使いそびれたコインを使うチャンスが再び巡ってきました。駐車場です!普通車の駐車料金は£3です。今回もきっちり用意して券売機でチケットを買い、車のフロントガラス付近に設置完了。駐車場の券売機はおつりが出ない場合が多いので小銭が役に立ちます。

 

ティンターン・アビーには入場料がかかります。
大人 £6.50
60歳以上のシニア、学生、16歳以下の小人、兵役経験者 £4.20
大人2枚で£13を覚悟していると、受付のスタッフから思わぬお知らせと質問が。

 

「今日は週末に貸切イベントがあった関係で施設の一部が見られなくなっています。ですので入場料を半額とさせていただきます。それから駐車場はご利用ですか?駐車券で3ポンド割引きになりますけど。」

 

なんと!ちょっと高いなぁと思っていた入場料が半額!!
しかもさっき車内に置いてきた駐車券の提示で割引!駐車料金実質無料!!

f:id:Tom-3:20171001212820j:plain

入場料大人2枚で£13のところ、なんとたったの£3に!

一部見られなくなっている…というのは保存状態の良いメインの建物だっただけに少し残念だけど、かなり得した気分です。ちなみに駐車券での割引は入場料、あるいは駐車場の向こうにあるカフェでも使えます。中に入らずに外から写真だけ撮って(セコイw)カフェでお茶して3ポンド割引、なんて使い方もありですね。でも、中に入ってじっくり見ることをおすすめします!受付前にあるお土産屋さんも見応えありです。

 

受付の女性スタッフに「プライベートイベントって、結婚式か何か?」と聞くと
「まぁ、それは何とも…。」と困惑気味に。
でも構わずに「ココを貸切るぐらいだからかなりの有名人?俳優とか?」と質問を続けると、さらにまごついて「すいません、この件に関してはお話できないんです。」と申し訳なさそうに。まぁ守秘義務があるでしょうからね。
すると隣でお土産のラッピングをしていた男性スタッフは「名前を挙げてもらって正解してたら、僕は否定しませんけどね。フフフ」と不敵な笑みを見せてくれたけど、最近結婚したらしい有名人が思い当たらず、誰が貸切ったのかは謎のまま。後から受付に来たグループが「結婚式か何か?」と同じ反応をして、いろんな名前を挙げていたけど正解はなかったみたいです。誰だったんでしょうね。

【続く】

ウェールズへの入り口「セブン・ブリッジ」

f:id:Tom-3:20170918112119j:plain

Shwmae! Tomoです。
イングランドから陸路でウェールズに渡る方法はいろいろありますが、まず思いつくのは高速道路のM4から「セブン・ブリッジ」でウェールズに入る方法。セブンと言っても数字の7ではなく「Severn Bridge」と書きます。そしてみんなが一般的に「セブン・ブリッジ」と言っているのは1999年に開通した「セカンド・セブン・クロッシング」のことで、「古いほうのやつ」と言われてしまっている1966年に開通した国道M48号線から入る初代セブン・ブリッジがすぐ並びにあります。今回私たちは「古いほうの」セブン・ブリッジからウェールズ入りしました。

 

左手に新しいほうのセブン・ブリッジが見えます。なんでこんなに近くに2本も橋を架けたのか不思議です。

f:id:Tom-3:20170918112116j:plain

 

イングランドからウェールズへと橋を渡る場合、通行料を払わなければいけません。ウェールズからイングランドへと渡る場合は無料です。先日の結婚式ではウェールズから出席していた親戚もいたので、新郎があいさつのスピーチで「6.7ポンドも払って参加してくれてどうもありがとうございます」と言って会場を笑わせていました。前回2008年に渡った時は5ポンドほどだったと記憶していますが、まぁ10年近くもたてばこれくらい値上がりしていてもおかしくないのでしょうか。

 

事前に通行料は調べておいたので、支払いゲートを通過する前にきちんと小銭を用意していました。というよりも、小銭を使いたかったのです。今年の3月に新しい1ポンド硬貨が発行されてから、古い1ポンド硬貨は今年の10月15日までしか使えなくなったからです。(コインについてはまた後日…。)前回の旅行で使いそびれたコインをたくさん持っていたので、早くお財布を軽くしたい意味もあって、きっちり6ポンド70ペンス用意して、いざ支払いゲートまで来ると…なんとキャッシュレス!!銀行のデビットカードか、クレジットカードを当てて支払う仕組みになっていました。泣く泣くコインをじゃらじゃらと財布に戻しました。

なんとこのウェールズへの通行料は2018年末を持って終了するそうです。
通行料廃止によってウェールズ南部の経済活性化を狙う目的だそうです。2019年からはもっと気軽にウェールズに行けるようになりますね。

自己紹介とブログをはじめた理由

f:id:Tom-3:20170918112345j:plain

Shwmae! はじめまして、Tomoです。Shewmae(シュマーイ)とはウェールズ語のカジュアルな挨拶です。「どうも!」って感じでしょうか。
昨日、ウェールズの旅から帰ってきました!
まだ旅の余韻に浸っています。感動いっぱいのすばらしい旅でした。

私の旦那さんはウェールズ人です。だからウェールズに一度は行ってみたいと出会ってからいつも思っていました。しかし彼の返事は「いつも(天気が悪くて空が)グレーで寒いウェールズになんで行きたいの?」でした。私たちは今、常夏の南の島に住んでいるのです。初めてウェールズに行ったのは今から9年前。親戚のお葬式に出席するためでした。理由が理由なので急にウェールズに行けることになり、十分な下調べもできず、しかも葬儀の日程が決まっていなかったので具体的な予定も立てられず、行き当たりばったりながら、親戚のみなさんや彼の親友たちに会えて、それはそれで思い出深い初ウェールズ体験となりました。

今回イギリスに行くメインの目的は家族の結婚式です。お葬式と違って結婚式は1年以上も前に日程の連絡があり、私たちの準備期間もたっぷりありました。私にとって2度目のウェールズ旅行にあたり、出発前に綿密に計画を立て、かなり有意義な旅になるだろうという予感はありましたが、その期待を大きく上回る本当にいい旅ができました。そしてこのステキなウェールズを日本人のみんなにもっと知ってもらいたい!と強く思ったのです。せっかく10時間超もかけてロンドンまで行くなら、もう少し足をのばしてウェールズにも行ってみてもらいたい!おしゃべりが大好きでユーモアたっぷりなウェールズ人との会話を楽しんでもらいたい!

そしてロンドンからの飛行機の中で、忘れたくないたくさんの思い出をここに残すことに決めました。(ヒースロー空港は大きすぎるので、今度はカーディフ空港を使ってみようかと思います。)私のウェールズでの体験が、これからウェールズに行く人のお役に立てば本当にうれしいです。