もしもティンターン・アビー(Tintern Abbey)を貸切ったら…
Shwmae! Tomoです。以前のブログで、週末の貸切イベントの解体作業のため一部施設が見られないので入場料が半額だったことをお話しました。そしてそのイベントはたぶん結婚式であろうことも。
入り口から屋根も壁もなくなって土台の枠組みだけになってしまった各部屋を見ながら歩いていって、やっと保存状態の良いメインの建物にやってきました。大広間みたいな長い部屋にはまだシャンデリアが掛けられていて、照明もついていました。中で片づけをしているのでしょう。
それよりも何よりも気になったのが、メインの建物に入る前から目についたコレ。
気球をたたんでいる青年にうちの旦那さんが話しかけました。
「これも結婚式で使ったの?相当豪華な結婚式だったんだろうね。」
すると手を休めることなく作業を続けながら答えてくれました。「かなりのこだわりを持った結婚式だったよ。これ(大広間)も全部結婚式のために造ったものだし。」
な、なんと、この大広間も、そこに上がるための橋もすべて造り物!階段にはコケまで生えててまるで12世紀からここにあったかのよう!
そういえば私がpinterestで見つけた写真は、長く奥深く突き抜けたような写真だったので、こんな部屋はなかった…と、青年に言われて初めて気づきました。
「信じられない!すごいね!いったい誰の結婚式だったの?!」
「あー、残念ながらそれは言えないんだ。」やっぱりだめか。
青年にお礼を言っていったん外に出て、後からやってくる人みんなに「これ、先週末の結婚式のためだけに造ったんだって。本物みたいだよね。」と教えてあげるうちの旦那さん。見知らぬ人に話しかけられたのに「えー!そうなの?貸切イベントがあったとは聞いたけど、すごいわね。」などと返す人たち。犬を連れている人もたくさん見かけたので近くに住んでいる人たちなのかもしれません。こんな素敵な所にお散歩に来れて幸せな犬たち。
修道院の反対側に回ると、現実が見えてしまいました。
あまりに完成度の高い姿を見てしまったので、元のがらーんとした芝生だけの修道院を見たら、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。
ティンターン・アビー内では何かの写真撮影も行われていました。何かの広告写真でしょうか。デザイン性の高いスーツとドレスをお召しです。うちの旦那さんは彼らが結婚式を挙げたカップルで、後日写真だけ撮っているのでは?と推測していましたが、私は時計か靴か、はたまた香水などの広告撮影に一票です。
ティンターン・アビー
http://cadw.gov.wales/daysout/tinternabbey/?lang=en